PROFILE

三浦雄一郎(84)
冒険家/プロスキーヤー

1932年10月12日生まれ。青森県青森市出身。1966年に富士山直滑降。1970年にエベレスト・サウスコル8,000m世界最高地点スキー直滑降(ギネス認定)を成し遂げ、その記録映画『THE MAN WHO SKIED DOWN EVEREST』は米アカデミー賞を受賞。1985年に世界七大陸最高峰のスキー滑降を完全達成。3度のエベレスト世界最高年齢登頂記録を持ち、アドベンチャー・スキーヤーとしてだけでなく、行動する教育者として国際的に活躍中、全国に1万人以上生徒がいるクラーク記念国際高等学校の校長務。記録映画、写真集、著書多数。

MOVIE

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INTERVIEW

高い山を登ると筋力が低下する可能性がある

僕の場合は、岩登りやったり、1メートルまたがないといけないとか、ゆっくり山を登る非常に筋力を必要とする仕事ですから。それも空気の薄い厳しい条件。特にヒマラヤのような高い山は、ゆっくりずつしか歩けないですから、ある意味では、筋力が低下する可能性があるわけですよ。

SIXPADをつけていたおかげで筋力が落ちない

SIXPADを今回着けていたおかげで筋力が落ちないし、かつ向上してくれているのではないかと。段々、段々、体力がついてきました。人間の生理学的には、エベレストの山頂というのは「宇宙等価高度」と言われているぐらい生存は不可能に近い条件になっています。そんなに空気の薄い所を星空に向かってずっと歩いていくっていうのは、歩きながら宇宙に今、旅をしているというような感じがします。

目標の大きさがパワーの元

エベレストだとか、チョオユーだとか世界の最高の山へのチャレンジという目標の大きさというものに向かっていこうと。これがパワーの元だと思います。こんな可能性があるんだということを自分でも試して、そういうことがまた色々な人に伝えるつもりはないとしても、何か自然にね。元気だ、勇気だ、そういうものが伝わってくれてるということを感じます。